会食で失敗する店には、共通点があります。料理が話の邪魔をすることです。
説明の長い皿、食べにくい形、頻繁すぎるサービス。ひとつひとつは丁寧なのに、肝心の会話が進まない。接待においてこれは致命的です。
会食に必要な、三つの条件
話が途切れない。 料理の出入りが多すぎると、そのたびに会話が中断されます。薪火の料理は火の入り方を待つぶん、皿と皿のあいだに自然な間ができる。この間隔が、話の呼吸と合います。
食べやすい。 手が汚れる、骨が多い、切り分けに苦労する——こうした皿は、目上の方の前では気を遣わせます。会食であることをお伝えいただければ、食べやすさを優先した組み立てにします。
声が届き、かつ漏れない。 相手の話が聞き取れる程度の静けさと、こちらの話が隣に届かない程度の音。この両立が難しく、店選びの核心になります。

席について
※個室の有無・半個室的な席の可否については確定後に掲載します。 会食でのご利用をお考えの場合は、まずお電話(090-1717-0050)でご相談ください。ご要望をうかがい、できる範囲でご案内します。
席の選び方については別の記事でも触れていますが、会食の場合は他のお客様との距離が最優先になります。ご予約時に用途をお伝えいただければ、その前提で席を確保します。
より確実に環境を整えたい場合は、貸切というご選択もあります。
スペイン料理という選択
会食の店として、スペイン料理には利点があります。
構えすぎない。 フランス料理ほど格式が前に出ず、かといって砕けすぎもしない。相手との関係がまだ固まっていない段階では、この中間が使いやすい。
話題になる。 薪火という珍しさ、産地ごとに個性の違うワイン——料理そのものが話の糸口を供給してくれます。沈黙が生まれたときの保険になります。
海外のお客様にも通じる。 スペイン料理は世界的に知られており、説明の負担が少なく済みます。
手配で気をつけること
会食では、事前の情報共有が結果を左右します。
全員分のアレルギー・苦手な食材。 主賓の方に当日「食べられません」と言わせるのは避けたいところです。事前にうかがえれば、何事もなかったように別の皿をお出しします。
時間の枠。 何時に始まり、何時に終わりたいか。逆算してお出しします。次の予定がある場合は必ずお伝えください。
お支払いの段取り。 席を立たずに済ませたい、事前に精算しておきたい——ご要望があればお申しつけください。
※ご利用可能なお支払い方法については確定後に掲載します。
席順。 上座下座のご希望があれば、席を用意する段階で反映します。
下見について
重要な会食の前に、一度ご自身で召し上がっておくことをおすすめします。
店の雰囲気、料理の量、所要時間——実際に体験しておけば、当日の段取りが立てやすくなります。おひとりでのご来店も歓迎していますので、下見という目的でも遠慮なくお越しください。
芦屋からもほど近い苦楽園の坂の途中で、お待ちしています。