一次会では、話しきれません。

人数が多いと、全員に届く話題しか出せない。本当に話したかったことは、たいてい二次会で出てきます。

はしごするための文化

スペインには、タペオという習慣があります。何軒かのバルを渡り歩き、一軒ごとに一皿と一杯だけ楽しんで次へ移る。

これは日本の二次会と、構造がよく似ています。一軒に長居しない前提で、店も客も動いている。

だからスペインのバルは、少人数が短く立ち寄ることに最適化されています。カウンターが主役で、タパスは小皿。腰を据えて宴会をする作りではなく、通りがかりに一杯やる作り。

二次会に必要なものが、もともと揃っている形式なのです。

バルのカウンター

少人数だからできること

二次会の人数は、多くて四、五人でしょうか。

この規模になると、卓がひとつの会話でまとまります。誰かが取り残されることもなく、込み入った話も共有できる。友人との食事でも触れましたが、話の深さは人数に反比例します。

そして少人数なら、カウンターに並べます。横並びは正面から向き合うより気楽で、視線を火に逃がせる。酔いが回った状態でも、無理なく話が続きます。

軽く、という選択

二次会では、しっかり食べたいわけではありません。

すでに一次会でお腹は満たされている。欲しいのは、もう一杯と、つまむものが少しだけ。

その日の気分に合わせて、軽くお出しすることもできます。 おまかせのコースが基本ではありますが、二次会でのご利用であればその旨をお伝えください。季節の食材のなかから、軽く召し上がれるものをご提案します。

※二次会・軽いご利用の際のご提供内容と料金については確定後に掲載します。 ご来店前にお電話(090-1717-0050)でご相談いただけると確実です。

遅い時間の顔

営業時間は22時が料理のラストオーダー、その後24時までバータイムです。

21時を過ぎた店内は、落ち着いています。食事の会が一段落し、静かに飲む人が残る時間。二次会で入るには、ちょうどいい空気です。

一杯だけ飲んで、スペイン各地のワインの話をして、火を見て帰る。そういう使い方ができる時間帯です。

事前の一報を

二次会は、行き先が直前に決まりがちです。

けれど一本お電話をいただけると確実です。 席の空き状況をお伝えできますし、人数がわかれば準備もできます。一次会の途中でも構いません。

坂を上ってきていただく手間はありますが、そのぶん静かです。一次会の賑わいから離れて、数人で火のそばに座る——そういう二次会も、悪くないと思います。